【新潟・十日町】十日町の伝統工芸品　フォーチュンドール " ちんころ" 作り体験

十日町に伝わる伝統工芸品“ちんころ”を作る体験です。

【“ちんころ”とは？】
十日町市民なら誰もが作ったことのある“ちんころ”は、米粉で作られたカラフルで小さなお人形です。ちんころという言葉は“子犬”という意味で、子犬やその年の干支を模した形で作ることが多いです。

毎年１月頃に作られ家に飾られるのですが、米粉のペーストでできているので数週間で割れて壊れてしまいます。この割れた破片が多ければ多いほど、縁起が良いと言われています。ちんころ作りの文化は江戸時代から始まったと言われていますが、本来の由来はよくわかっていません。


【この体験でできること】
本プログラムでは地元の講師に教わりながら、十日町の伝統工芸品ちんころを作ります。

伝統的な子犬や干支にこだわらず、お好みでアニメのキャラクターやマスコット、動物など、オリジナルのちんころを作っていただけます。老若男女問わず、誰にでも楽しんでいただける体験です。

縁起物のちんころをお土産に作ってみてください。
＊日本語と英語のみ対応をしております。

「ちんころ」とは、お米の粉を蒸して作られる、新潟県十日町市に古くから伝わる伝統的な飾り人形です。モチモチとした手触りの生地を練り、食紅で鮮やかに色付けし、その年の干支や動物、好きなキャラクターなど、自由な発想で形を作っていきます。 特別な技術は必要なく、まるで図工の時間のように童心に帰って創作に没頭できるのが魅力です。十日町の冬の風物詩として親しまれているこの小さな人形は、作り手の個性がそのまま表情に表れます。世界に一つしかない、あなただけのオリジナル「ちんころ」を生み出す喜びをぜひ味わってください。

この可愛らしい人形には、雪国ならではのユニークな言い伝えがあります。ちんころは乾燥すると表面に細かいヒビが入りますが、地元では「ヒビが入れば入るほど、そこから幸せが舞い込んでくる」と言われているのです。本来、物が壊れることは避けられがちですが、ここではそれが吉兆とされています。 作って楽しいだけでなく、家に持ち帰って飾った後、時間の経過とともにヒビが入っていく様子を見守るのも、この体験の続きの楽しみ方です。儚くも美しい、そして幸運を運んでくれるこの小さなお守りは、十日町の歴史と人々の温かい願いが込められた特別な文化遺産です。

ちんころ作りは、粘土遊びに似た感覚で楽しめるため、小さなお子様からご年配の方まで、年齢や国籍を問わず誰でも気軽に楽しめるのが大きな特徴です。地元の講師が優しくコツを教えてくれるので、不器用な方でも安心して参加できます。 家族や友人と一緒にテーブルを囲み、「どんな顔にしようか？」「その形、面白いね！」と会話を弾ませながら手を動かす時間は、旅の素晴らしい思い出になります。完成したちんころは、そのままお土産としてお持ち帰りいただけます。旅の記憶とともに、幸せを呼ぶ人形をご自宅に飾ってみてください。